医師INTERVIEW

安心の環境で、
患者さんも医師も笑顔に

医療法人社団 春和会

もくれんクリニック院長

稲垣 智則

Tomonori Inagaki

PROFILE

  • 名古屋大学医学部卒業
  • 安城更生病院初期研修・後期研修・神経内科勤務
  • 中津川市民病院神経内科勤務
  • 岐阜県立多治見病院神経内科勤務
  • 日本内科学会 総合内科専門医
  • 日本神経学会 神経内科専門医・指導医
  • 日本在宅医療連合学会 在宅医療認定専門医
  • 身体障害者福祉法第15条指定医

01なぜ訪問診療ネットワークを選んだのか

新しい挑戦を求めて、
訪問診療の道へ

大学を卒業してから地元の安城更生病院で初期研修をし、そのまま後期研修も続けました。大学生の頃から脳神経内科に興味があったのですが、安城更生病院に素晴らしい脳神経内科の先生方がおられたこともあって、そのまま脳神経内科の道を深めていきました。その後は中津川市民病院や大学院、岐阜県立多治見病院など、十年以上急性期の病院で過ごしました。そして、同じことの繰り返しではなく、新しい挑戦を求めるようになりました。また、医局人事であちこち動くよりも、自分で進む道を選びたいという思いも強くなり、そこで出会ったのが訪問診療でした。脳神経内科の知識やスキルが訪問診療で役立つことが多いと気づき、いろいろと自分なりに調べて、もくれんクリニックの面接を受けました。最初に面談した現理事長から「一緒にやりましょう」と声をかけてもらったのが大きな決め手でした。理事長と同じような境遇であったことや人柄にも惹かれて、他は見ずにここに決めました。

02仕事のやりがい、魅力

病気を診るだけでなく、
人を診るやりがい

急性期病院では「病気を治してなんぼ」というところが強く、患者さんと深く関わる時間はほとんどありませんでした。でも訪問診療は違います。患者さんの家に行くと、その人の好きな物や生活がそのまま見えてきます。例えばALSの患者さんならオーディオセットが置いてあって、音楽の話で盛り上がったり。そうした雑談を通じて信頼関係が生まれ、それが診療にもつながります。急性期では経験できなかったやりとりですし、「先生に診てもらえてよかった」とご本人やご家族に言っていただけることは本当に励みになります。がん末期の方を看取った時に、ご家族から感謝の言葉をいただいたときの気持ちは今でも忘れられません。患者さんの人生に寄り添えることこそ、訪問診療の大きな魅力だと思います。

03働く上で大切にしていること

笑顔と尊敬の
気持ちを忘れない

日々の診療で大切にしているのは「和顔愛語」という言葉です。柔らかい表情と優しい言葉で接するという意味なのですが、これは常に心がけています。たとえ認知症が進んでいて目の前のことが理解できない方でも、一人の人間として尊敬の気持ちを持って接することを忘れないようにしています。会話を通じてその場だけでも和やかに過ごしてもらえたら嬉しいし、それがより良い診療にもつながると思っています。

04訪問診療ネットワークのおすすめポイント

医師を一人にしない、
強力なサポート体制

訪問診療ネットワークの強みは、ドクターにメディカルサポーターが一人ついてくれることです。施設との調整や新しい患者さんの対応などを任せられるので、診療に集中できます。さらに、当法人では休日や夜間も含めて24時間対応するという条件がありますが、その際に出動すればきちんと報酬が出る制度になっています。これは医師にとって気持ちよく動ける仕組みですし、患者さんにとっても安心につながる大きなメリットだと思います。また、規模が大きい法人なのでノウハウがしっかり蓄積されており、困ったときは専用スレッドで他の先生に質問でき、さまざまな診療科の経験を持つ先生方からアドバイスをいただけます。働き方の面でも、以前の急性期病院時代は当直が多くて子どもと過ごす時間がほとんどありませんでしたが、今は夜中に呼ばれることは月に一、二回程度。家庭とのバランスが取りやすいのも大きな魅力です。

05これから挑戦したいこと

訪問診療の未来を
担う人材を育てたい

今年、在宅医療認定専門医を取得しました。今後は指導医資格を取りたいと考えています。指導医になると研修プログラムを作ることができ、若い先生方が早く在宅専門医を取得できる環境を整えることができます。訪問診療ネットワークとして認めてもらえれば、教育や指導にも積極的に取り組んでいきたいです。自分自身も診療にやりがいを感じていますが、次世代を育てることは法人全体にとっても大切だと思っています。

06求職者の皆さんへひとこと

患者さんに最後まで
寄り添いたい人へ

訪問診療ネットワークでは24時間対応があるので、人によっては「縛られている」と感じるかもしれません。でもそれが嫌でなければ、とてもいい仕事です。患者さんを自分でしっかり診たい、最後まで寄り添いたいと思える人には本当に合うと思います。少しでも興味を持ったら、まずは見学に来てください。診療に同行してもらえれば、ここでは話せないようなことも含めて、訪問診療のリアルな魅力を全部お伝えできます。楽できそうだからと選ぶ仕事ではなく、患者さんと深く関わりたい方にこそおすすめしたいです。