メディカルサポーターINTERVIEW
医療法人社団 鷹松会
ひかり在宅医療クリニック浜松本院
井柳 陵平
Ryohei Iyanagi
01なぜ訪問診療ネットワークを選んだのか
前職では印刷会社で7年間、法人営業として働いていました。やりがいはあったものの、子どもが生まれたことで「より安定して、長く続けられる仕事をしたい」と思うようになりました。そんなときに医療業界に興味を持ち、調べていくうちに訪問診療という仕事を知りました。医療業界にはもともと安定した印象があり、訪問診療はこれからの時代にますます必要とされる分野だと感じました。営業活動を中心としたメディカルサポーターの仕事内容を見て、これまでの経験を活かしながら新しい環境で挑戦できると確信しました。未知の業界への不安もありましたが、学ぶことが好きな自分にはぴったりだと思い、前向きな気持ちでこの世界に飛び込みました。
02私の仕事内容
メディカルサポーターの仕事は、一言で言えば「訪問診療の現場を円滑に回すための調整役」です。営業や事務のように分かりやすく区切れるものではなく、状況に応じて柔軟に対応する力が求められます。主な業務は3つあります。まず施設への営業活動です。訪問診療を受け入れていただくために施設の方と信頼関係を築き、診療がスムーズに行えるよう調整を行います。次にご家族への契約対応です。訪問診療の仕組みや費用を丁寧に説明し、安心して利用していただけるよう努めています。このとき、患者さんやご家族の困りごとを伺い、先生や看護師さんに情報を共有することも大切です。そして私が一番大切だと思う仕事が、診療シフトの作成です。医師や看護師が効率よく訪問できるよう、1〜2か月先を見据えて予定を組み立てます。時間を無駄にせず、より多くの患者さんを診療できるよう工夫することが自分の腕の見せどころです。現在は営業が3割、シフト作成が5割、その他の業務が2割ほどです。規模の大きいクリニックの中で、多職種と協力しながら日々の業務に取り組んでいます。
03仕事のやりがい、魅力
この仕事のやりがいは、「自分の働きが誰かの助けになっている」と実感できることです。立場上、患者さんから直接感謝の言葉をいただく機会は少ないですが、医師や看護師など職員の方々から「助かったよ」「ありがとう」と声をかけてもらえる瞬間が、本当に励みになります。そうした小さな積み重ねが、自分のモチベーションになっています。また、シフト作成の仕事は難しさもありますが、その分やりがいを強く感じます。訪問ルートを工夫して診療時間を短縮でき、結果として診られる患者さんが増えたときには、自分の調整がチーム全体の成果につながったと実感できます。表には出ない仕事ですが、訪問診療を支える「縁の下の力持ち」として、チームが気持ちよく働ける環境を整えることに大きなやりがいを感じています。
04働く上で大切にしていること
仕事をする上で一番大切にしているのは、「常に学び続ける姿勢を持つこと」です。医療の現場は専門的なことが多く、最初はわからないことばかりでした。でも、わからないことをそのままにせず、自分で調べたり、医師や看護師に聞いたりすることで、少しずつ知識を身につけています。医療の深い知識までは必要なくても、よく使う薬の効果や処置にかかる時間などを理解しておくと、現場でのやり取りがスムーズになります。また、人との関わり方も大切です。医師や看護師など立場の違う方々と良い関係を築くために、コミュニケーションの取り方も日々学びながら意識しています。
05訪問診療ネットワークのおすすめポイント
今担当しているクリニックはとにかく雰囲気が明るく、みんなが「人のために動く」気持ちを持っている職場です。困っている人がいれば自然と手を差し伸べるような人が多く、日々助け合いながら仕事をしています。制度面では、クリニックから多職種との交流に補助が出る仕組みがあり、普段なかなか話す機会の少ない方々とも交流できるのが魅力です。そうしたコミュニケーションが、仕事の連携にも良い影響を与えています。また、土日祝の休みがしっかり取れ、有給も柔軟に取得できるので、プライベートとの両立もしやすいです。助け合いの文化と働きやすい制度が整っているからこそ、安心して働き続けられる職場だと感じています。
06これから挑戦したいこと
今後も、メディカルサポーターとして「みんなが気持ちよく働ける環境をつくること」を大切にしていきたいです。日々の診療が円滑に進むようにサポートすることが自分の役割だと思っているので、そこはこれからも変わらず続けていきたいです。最近では新人教育にも関わっており、若いスタッフが困らずに仕事を覚え、自信を持って成長していけるよう支えたいと思っています。また、いつかは訪問診療がまだ広がっていない地域に新しい拠点を立ち上げるような仕事にも挑戦してみたいです。家族のこともありますが、そうした新しい挑戦への憧れは常に持ち続けています。
07ご検討中の皆さんへ
私も医療とは関係のない業界から転職しました。同じように他業種から転職して活躍している仲間がたくさんいます。これまでの経験が違っていても、臆せず飛び込んでほしいと思います。大切なのは、仕事に対して真面目に向き合う姿勢と、周りから学ぼうとする謙虚さです。その気持ちさえあれば、自然と知識やスキルが身につき、チームの中で頼られる存在になれます。訪問診療は今後ますます必要とされる成長分野ですし、訪問診療ネットワークは、その中心となる存在を目指しています。人の暮らしを支える仕事に挑戦したい方には、きっとやりがいを感じてもらえる環境だと思います。